こんにちは。OGAです。
今回は、ジムニーJA11のエンジンが急に止まってしまうということで、修理の依頼を受けました。というか、前回の続きになります。
試運転を続けて分かったことは、アイドリングでしばらくエンジンをかけたままにしていたり、回転を上げずにトロトロ走っていると調子が悪くなるみたいでした。感じ的には、かぶっているような気がしました。エンジンが止まったら、すぐにはかかりにくいが、少し時間がたてば普通にかかりました。
アイドリングで調子が悪くなった時にプラグを外してみると、だいぶかぶっている様子でした。燃料でぬれている感じがします。
画像は水温上がっていませんが、暖気終わって、回転数を見てみると、約1200回転くらいあります。
規定値は、950±50回転となっているので、少し高いです。
アイドリングの回転は、下の図の➀についているアイドルアジャストスクリューをマイナスドライバーで回して調整していきます。
調整前が、いっぱいに締めこんだところから半回転あけてあるくらいでした。何かおかしい気がしました。普通であれば、二回転開けたあたりで規定値になるくらいだと思います。
やはり、一杯締めこんでも、規定値になりません。
この型のジムニーは、上の画像の黄色〇のISCバルブ(ツーウェイソレノイドバルブ)が故障すると回転が下がらなくなるそうなので、おそらくそれだと思われます。
スロットルバルブも汚れているようなので、この際と思い、スロットルボディごと取り外して清掃していきたいと思います。
取り外しは、インタークーラーからのエアーホースと、アクセルワイヤー、バキュームホース類、下側には、サーモワックスで開閉するエアバルブがあるので、不凍液の通るホースが二本あります。
不凍液のホースは、外してもたくさんの不凍液は出てきませんが、一応、何かを突っ込んで塞いでおきます。
そうすると、すぐにはずれました。かなりよごれています。
キャブレタークリーナーや、ジェットクリーナーのようなものできれいに清掃していきます。
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上側のエアースクリューも外して掃除します。
一応、スロットルポジションセンサーも点検してみました。正常でした。
スロットルボディと、取り付け側のガスケットがカチカチではがしずらいです。新品にこうかんします。
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次に、ISCバルブを見てみたいと思います。横の爪を伸ばしてやるとすぐに分解できます。
注意 基本的には、非分解です。
今回は、中のゴムの部分が破れてしまっていましたので、交換します。
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結構値が上がってきています。。 古い車になってくるとこういうときがよくあります。
しかも、このバルブの先にT字と、十字のジョイントが付くようになっていますが、十字の方が廃盤となっていました。バキュームホースを外す際に、ガチガチになっていて、粉砕してしまいましたので代わりをさがしました。
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こんなのもありましたが、真鍮で少し重すぎるので、ものたろうでプラスチックのちょうどいいのがあったのでそっちにしました。
バキュームホース類も交換していきます。
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色も径もいろいろあります。4mm、6mm、8mm が主に使われていました。
黄色い〇のISCバルブを交換するときは、バキュームホースのさし間違えに注意ください。
逆につなぐと正常に作動しません。回転が下がりません。
自分が逆につないでいて、???と少し悩んでしまいました。
元通りに組み付けて、暖気して、アイドルアジャストスクリューを回して調整すると、約二回転半戻しで950回転と、正常な回転数になりました。
しばらく、試運転をしてみましたが止まることもなくなりました。
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