ハイブリッド車は、車検の時や、整備する時にメンテナンスモードにする必要があります。
ホンダのハイブリッド車は、メンテナンスモードにしてもVSA(ABS/TCS/EBC)はOFFにならないみたいなので、VSAの解除方法も必要です。
VSA OFFスイッチを長押しすると、VSA OFFオードにはなりますが、TCSの制御内容が変わるだけで、TCS以外の制御はOFFになりません。
なので、VSA メンテナンスモードに移行させる必要があります。
スキャンツールでできるのですが、コマンド式で覚えておくと便利なのでそちらを説明したいと思います。
メンテナンスモードに移行方法
POWERスイッチをOFFにして、60秒以内に以下の操作を行う。
➀ブレーキを踏まずにPOWERスイッチをONにする。(POWERスイッチを2回おす)
②Pレンジで、アクセルを2回踏み込む。
③ブレーキを踏み、Nレンジにしてアクセルを2回踏み込む。
④ブレーキを踏み、Pレンジにしてアクセルを2回踏み込む。
モニターに 「Maintenance Mode」が表示される。
⑤そのままブレーキを踏み、POWERスイッチを押すと、メンテナンスモードが起動される。
解除するには、POWERスイッチをOFFにする。
VSA(ABS/TCS/EBC)解除方法
➀エンジンを始動して、ブレーキペダルは踏んだままにしておきます。以下の作業を30秒以内に行います。
②パーキングブレーキを解除します。ブレーキペダルを踏んだままの状態で、VSA OFFスイッチを長押しして、VSA OFF警告灯が点灯することを確認します。
③VSA OFFスイッチを押します。VSA OFF警告灯が消灯することを確認します。
④パーキングブレーキをかけ、ブレーキをはなします。VSA OFFスイッチを長押しして、VSA OFF警告灯が点灯することを確認します。
⑤VSA OFFスイッチを押します。VSA OFF警告灯が消灯することを確認します。
⑥パーキングブレーキをかけたまま、ブレーキペダルを踏みます。VSA OFFスイッチを長押しして、VSA OFF警告灯が点灯することを確認します。
⑦VSA OFFスイッチを押します。VSA OFF警告灯が点滅、VSA 警告灯が点灯して、VSA メンテナンスモードが起動します。
VSA メンテナンスモードの解除は、POWERスイッチのOFF、または、VSA OFFスイッチを押します。警告灯が消灯したことを確認します。
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